下諏訪町議会 2022-02-24
令和 4年 3月定例会−02月24日-01号
令和 4年 3月定例会−02月24日-01号令和 4年 3月定例会
令和4年3月
下諏訪町議会定例会会議録
(第1日)
議員の席次並びに出欠
1番 森 安 夫 出 8番 大 橋 和 子 出
2番 樽 川 信 仁 出 9番 松 井 節 夫 出
3番 田 嶋 彰 出 10番 中 山 透 出
4番 増 沢 昌 明 出 11番 野 沢 弘 子 出
5番 林 元 夫 出 12番 中 村 光 良 出
6番 岩 村 清 司 出 13番 金 井 敬 子 出
7番 青 木 利 子 出
出席議会事務局職員 出席総務課職員
議会事務局長 田 中 美 幸
庶務人事係長 岩 波 美 雪
庶務議事係長 山 田 英 憲
説明のために出席した者
町長 宮 坂 徹
保健福祉課長 小 松 信 彦
副町長 高 木 秀 幸
産業振興課長 増 澤 和 義
教育長 松 崎 泉
建設水道課長 北 澤 勝 己
総務課長 河 西 喜 広
消防課長 小 野 裕 之
税務課長 堀 内 憲 隆
会計管理者兼
会計課長
吉 池 泰 宜
住民環境課長 中 澤 務
教育こども課長 樫 尾 光 洋
本日の
会議日程 令和4年2月24日(木)午前10時00分
1.本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告
1.開会に当たっての
町長挨拶
1.
会議録署名議員の指名
1.
会期日程及び議案の
取り扱いの決定
1.議案の上程、説明、一部即決
1.令和4年度
予算議案の上程
1.町長の
予算施政方針の説明
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
開 会 午前10時00分
△<本日の議員の出欠並びに
会議成立宣告>
○議長 おはようございます。大変御苦労さまでございます。ただいま定刻の午前10時でございます。ただいまから令和4年3月
下諏訪町議会定例会を開会いたします。
本日の議員の出欠を御報告いたします。ただいま出席している議員は13人であります。よって、本会議は成立いたしました。
ただいまから会議を開きます。
△<開会に当たっての
町長挨拶>
○議長 町長から招集の御挨拶があります。
○議長 町長。
◎町長 3月定例会の開会に当たりまして、一言御挨拶を申し上げます。
本日は議会の招集をお願い申し上げましたところ、議員の皆様におかれましては、何かとお忙しい中、全員の御出席を賜り、ここに開会できますことを心から御礼申し上げます。
日に日に春の訪れを感じる今日この頃ではありますが、
新型コロナウイルス感染症は、いまだ私たちの暮らしや経済に極めて大きな影響を与え続けております。県においては1月27日から2月20日までの期間で、
まん延防止等重点措置が適用されておりましたが、依然として
新規感染者数は高止まりをしており、
病床使用率はじめ医療負担が高い状況にあることから、3月6日まで措置期間が延長されることとなりました。
引き続きマスクの常時着用や頻繁な手洗い、消毒の励行、適切な換気などの基本的な
感染対策を再度徹底いただきますよう、町民の皆様にお願いをいたしたいと思います。
現在、町では
新型コロナウイルスワクチンの3回目接種を第一優先に進めておりますが、並行して
各種支援策により
住民生活や地域経済をしっかりと支えてまいる所存でございます。
その一方、2月20日に幕を閉じました
北京冬季オリンピックでは、当町に本拠を置く
日本電産サンキョースケート部の
高木菜那選手はじめ、
スピードスケート女子チームパシュートで銀メダルに輝きました。2大会連続の
メダル獲得の功績に、私のみならず日本全国の皆さんが大きな感銘を受けたところでございます。メダルの重さもさることながら、参加された選手の皆さんの笑顔や涙は誠に感慨深く、その活躍は私たちに多くの夢と希望を与えてくれました。選手の皆さんの御健闘に心より喝采を申し上げたいと思います。
さて、本定例会で御審議をいただきます案件は、
人事案件が2件、
専決処分事項が1件、
条例関係が11件、
補正予算が4件、各会計の令和4年度予算が10件の合わせて28件となります。議案の内容につきましては後ほど説明をさせていただきますが、ここで概略について申し上げます。
議案第2号及び第3号は
人事案件で、
固定資産評価審査委員会委員及び
人権擁護委員の任期が満了になることに伴う
人事案件であります。
議案第4号は
専決処分事項で、
一般会計補正予算(第12号)は、2月16日に
専決処分したものであります。
議案第5号から議案第15号につきましては、条例の制定、一部改正または廃止に係る議案で、議案第5号は
温泉事業財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例。議案第6号は
事務分掌条例の一部を改正する条例。議案第7号は
個人情報保護条例の一部を改正する条例。議案第8号は職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例。議案第9号は職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例。議案第10号は
駐車場条例の一部を改正する条例。議案第11号は
国民健康保険税条例の一部を改正する条例。議案第12号は
都市公園条例の一部を改正する条例。議案第13号は
温泉事業給湯条例の一部を改正する条例。議案第14号は学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例。議案第15号は
温泉開発基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃止する条例。
議案第16号から議案第19号につきましては、令和3年度の
補正予算で、議案第16号は
一般会計(第13号)。議案第17号は
国民健康保険特別会計(第3号)。議案第18号は
特別養護老人ホーム事業特別会計(第3号)。議案第19号は
下水道事業会計(第4号)。
議案第20号から議案第29号までの令和4年度の予算案10件につきましては、後ほど
予算施政方針で主要な施策について御説明をさせていただきます。
以上、概略を申し上げましたが、新年度の
まちづくりを推進していくための条例や予算案など、幅広い内容の議案を上程させていただきました。よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願いを申し上げ、開会に当たっての挨拶とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。
△<
会議録署名議員の指名>
○議長 次に、日程第1 本定例会の会期中における
会議録署名議員を議長から指名いたします。2番
樽川信仁議員、3番
田嶋彰議員、4番
増沢昌明議員、以上の3議員にお願いいたします。
△<
会期日程及び議案の
取り扱いの決定>
○議長 次に、日程第2、第3 本定例会の会期、日程及び議案の
取り扱いについて、
議会運営委員長から御報告願います。
中村光良委員長、登壇の上、御報告願います。
○議長
中村委員長。
◎
議会運営委員長(中村) 大変御苦労さまでございます。
議会運営委員会から報告いたします。
本定例会に当たり、去る2月21日月曜日、午前9時から
議会運営委員会を開催し、会期及び
議事日程につきまして協議いたしましたので、その結果について御報告いたします。
会期は、2月24日木曜日から3月22日火曜日までの27日間といたしました。
会期日程につきましては、皆さんのお手元に配付いたしました
会期日程表に示されているとおりでございます。
本日は、議案第2号及び議案第3号につきましては
人事案件でありますので、上程に先立ち本会議を一旦休憩し、直ちに
全員協議会を開催し、御協議を願い、議案の態様を整えて本会議を再開し、議案の上程、説明を行い、質疑、討論を経て即決といたします。
次に、議案第4号につきましては、
専決議案でありますので、議案の上程、説明、質疑、討論を経て即決といたします。
次に、議案第5号から
議案番号順に従い議案の上程、説明を行います。
議案第20号から議案第29号までの令和4年度
会計予算につきましては、一括上程した後、町長から
予算施政方針の説明をいただき、本日の日程を終了といたします。なお、本
会議終了後、
広報特別委員会の審査をお願いいたします。
2日目の25日から7日目の3月2日は休会といたします。
8日目の3日は、午前10時から本会議を開会し、議案第5号から議案第29号までの議案に対する質疑を行い、所管と目される委員会に付託いたします。引き続き、陳情につきましても、その所管と目される委員会に付託いたします。議案及び陳情の付託先につきましては、お手元に配付いたしました付託表に示されているとおりでございます。
9日目の4日から11日目の6日は休会といたします。
12日目の7日、13日目の8日は午前9時から本会議を開会し、
一般質問を番号順に行います。
一般質問は2日間といたします。なお、
新型コロナウイルス感染症対策のため、
一般質問の質問時間を答弁を含め1人50分とし、1人の質問終了後その都度休憩し、換気の時間を取らせていただきたいと思います。
14日目の9日は、午前10時から
バイパス対策特別委員会の審査をお願いいたします。
15日目の10日及び16日目の11日は、午前9時から各
常任委員会の審査をお願いいたします。
17日目の12日及び18日目の13日は休会といたします。
19日目の14日から21日目の16日は、午前9時から
一般会計予算決算審査特別委員会分科会の審査をお願いいたします。
22日目の17日は、
一般会計予算決算審査特別委員会全体会の審査をお願いいたします。
23日目の18日は
委員長報告の作成日といたします。
24日目の19日から26日目の21日は休会といたします。
27日目の22日は、午前9時から
議会運営委員会を開催し、予定されます
追加議案等の取扱いについて協議いたします。午後1時30分から本会議を開会し、まず各委員会の
議案審査報告を委員長にお願いし、それに対する質疑、討論を経て採決を行います。続いて、陳情の審査結果について
委員長報告を願い、質疑、討論を経て、その取扱いを決定いたします。なお、今会期中に議案の
追加提案がされる予定でありますので、提案のありましたところでお願いし、3月定例会の全日程を終了することにいたしました。
以上、
議会運営委員会の協議の結果について御報告いたします。よろしくお願いします。
○議長 ただいま
議会運営委員長から御報告がありました会期、日程及び議案の取扱いについて、質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、会期、日程及び議案の取扱いにつきましては、ただいまの
委員長報告どおり決定することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議ないものと認めます。よって、会期、日程及び議案の取扱いにつきましては、ただいまの
議会運営委員長の報告どおり決定いたしました。
○議長 ここでお諮りいたします。次の日程第4 議案第2号
固定資産評価審査委員会委員の選任について及び日程第5 議案第3号
人権擁護委員候補者の推薦については
人事案件でありますので、
議案整備のためここで暫時休憩し、直ちに
全員協議会を開きたいと思いますが、これに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、ただいまから暫時休憩といたします。ただいま午前10時15分であります。それでは、
全員協議会室へ御参集ください。再開は
全員協議会終了後といたします。
休 憩 午前10時15分
再 開 午前10時35分
○議長 ただいま午前10時35分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。
△<議案の上程、説明、一部即決>
○議長 日程第4 議案第2号
固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題といたします。
事務局長に議案の朗読をさせます。
○議長
事務局長。
◎
議会事務局長(田中) 議案第2号
固定資産評価審査委員会委員の選任について
下記の者を
固定資産評価審査委員会の委員に選任したいから、地方税法(昭和25年法律第226号)第423条第3項の規定により、議会の同意を求める。
令和4年2月24日 提出
下諏訪町長 宮 坂 徹
記
住 所 下諏訪町社7476番地3
氏 名 名智 あゆみ
生年月日 昭和44年3月3日
以上でございます。
○議長 次に、提案者に議案の説明を求めます。
○議長 町長。
◎町長 御説明を申し上げます。
固定資産評価審査委員会の委員につきましては、定員を3人と定め、従来から工業、商業、農業、それぞれの分野から選任をしてきております。
今回は、商業関係の委員として御尽力をいただきました石野巳代さんが、この3月22日をもって3年間の
任期満了となることから、新たに名智あゆみさんを選任いたしたく、御提案申し上げる次第であります。
名智さんの主な経歴を申し上げます。お住まいは下諏訪町社7476番地3でございます。平成3年に文教大学を卒業され、その後、地元に戻り、平成8年、中央通りに
サロンNachiを開業、平成22年には矢木東へ移転をし、現在は松本市に支店を構えるなど、町内だけでなく県内でも広く活躍をされているところであります。
移転開業に合わせて
下諏訪商工会議所会員となられ、
会議所会報では、「からだのしくみを知って健やかなからだを作ろう」とのタイトルで健康のためのコラムを数年にわたり寄稿するなど、大変健康への造詣が深い方でございます。
また平成23年には、しもすわ
未来プロジェクトの副代表に就任をされ、町の
チャレンジ支援金採択事業として「キレイになろうよ!
プロジェクト」を開催し、現在も活躍をされているなど、地域のために御尽力をされております。
以上、申し上げたとおり、人格、識見ともに優れておられ、町の商業の現況を把握しており、
固定資産評価審査委員として、まさに最適任者でございます。よろしく御賛同賜りますようお願いを申し上げます。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
本案について、これに同意することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、本案については、これに同意することに決しました。
○議長 次に進みます。日程第5 議案第3号
人権擁護委員候補者の推薦についてを議題といたします。
事務局長に議案の朗読をさせます。
事務局長。
◎
議会事務局長(田中) 議案第3号
人権擁護委員候補者の推薦について
下記の者を
人権擁護委員の候補者として推薦したいので、
人権擁護委員法(昭和24年法律第139号)第6条第3項の規定により、議会の意見を求める。
令和4年2月24日 提出
下諏訪町長 宮 坂 徹
記
住 所 下諏訪町506番地
氏 名 中村 一也
生年月日 昭和26年6月14日
住 所 下諏訪町5369番地
氏 名 小口 智津子
生年月日 昭和41年12月30日
住 所 下諏訪町1803番地6
氏 名 矢島 一江
生年月日 昭和30年2月27日
以上でございます。
○議長 次に、提案者に議案の説明を求めます。
○議長 町長。
◎町長 それでは御説明申し上げます。現在、町では5人の
人権擁護委員の方々が法務大臣の委嘱を受け、
人権尊重思想の普及啓発及び人権侵害に係る
各種相談活動に、精力的に取り組んでいただいております。
人権擁護委員の任期は3年となっており、令和4年6月30日をもちまして、船坂俊彦さん、宮坂基子さん、
矢島一江さんの、3人の委員が任期が満了になることから、後任の
人権擁護委員候補者の推薦につきまして、議会の意見を求めるものであります。
3人の委員の皆さんには、これまで
人権擁護の活動に多大な御尽力を賜り、心から感謝を申し上げる次第であります。
今回、推薦する候補者につきましては、1人目は新任となります
中村一也さん、2人目は同じく新任となります
小口智津子さん、3人目は再任となります
矢島一江さん、以上、3人の方にお願いをしたいと思います。
ここで、それぞれの候補者の経歴を申し上げます。初めに、東町にお住まいの
中村一也さんでございますが、昭和45年3月に長野県
富士見高等学校を卒業後、同年4月に下諏訪町役場へ入庁、建設課、総務課などの勤務を経て、
会計管理者兼
会計課長を最後に退職、その後、町社協の
結婚相談員などを歴任され、現在は
老人福祉センターにて勤務いただいております。また、地域におきましては区の活動への協力のほか、子供の見守りなど、安心・安全のために御尽力をいただいております。
次に、友之町にお住まいの
小口智津子さんですが、昭和60年3月に長野県
諏訪実業高等学校を卒業後、同年4月に
京セラ株式会社に就職、勤務されました。地域におきましては、平成27年4月から令和2年3月まで
社会教育委員を歴任されるとともに、
町スポーツ推進委員として平成25年から活動いただいており、町民の健康増進のために御尽力をいただいているところです。
お二人とも誠実なお人柄で、地域の方々からの信頼も厚く、
人権擁護委員として適任の方であります。
次に、東山田にお住まいの
矢島一江さんですが、令和元年から
人権擁護委員として御活躍をされ、現在3年目を迎えています。面倒見のよい誠実なお人柄で、地域の信頼も厚く、
住民生活に密着した活動で職務を遂行していただける方であります。
このたび
任期満了により御退任される船坂さん、宮坂さんの多大な御尽力に感謝申し上げるとともに、再任及び後任となります3人の皆様について御提案を申し上げますので、
人権擁護委員の候補者として御同意を賜りますようお願いを申し上げます。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
本案について、これに同意することに御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 異議なしと認めます。よって、本案については、これに同意することに決しました。
○議長 次に進みます。日程第6 議案第4号
専決処分事項の承認を求めることについて(
専決処分第1号)令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第12号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(河西) 御説明申し上げます。令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第12号)につきましては、令和4年2月16日付で
専決処分をさせていただいたものでございます。
今回の補正では、
歳入歳出それぞれ2,475万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ90億6,024万円とするもので、内容は
新型コロナウイルス感染症の第6波の到来に伴います県の交付金を活用して、経済活動に大きな影響を受けている町内の事業者に対して、第6波
飲食事業者等経営支援金を支給するものでございます。
繰越明許費につきましては、3ページの第2表
繰越明許費補正のとおり、第6波
飲食事業者等経営支援事業につきまして限度額の設定をさせていただくもので、この
給付事業が次年度にわたり継続して執行されることから、今回の
補正予算額の全額を令和4年度への
繰越明許費とするものでございます。
それでは、主な内容につきまして、
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明をいたします。
まず、7ページ歳出をお願いいたします。7款1項2目
商工業振興費18節
負担金補助及び交付金の2,475万円は、第6波
飲食事業者等経営支援事業補助金で、
対象事業所を220件と見込み、事務費として
振込手数料、広告料、
郵送料等を計上してございます。
お戻りをいただきまして、6ページの歳入をお願いいたします。15款2項4目
商工費県補助金の2,475万円は、歳出の事業費に対します県からの交付金で、補助率は10分の10でございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いをいたします。
○議長 これより質疑を行います。質疑のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 質疑ありませんので、質疑を終結いたします。
これより討論を行います。討論のあります方は御発言願います。
(「なし」の声)
○議長 討論ありませんので、討論を終結いたします。
これより採決を行います。本案に賛成の方は挙手願います。
〔
挙手全員 〕
○議長
挙手全員。よって、本案は原案どおり承認されました。
○議長 次に進みます。日程第7 議案第5号 下諏訪町
温泉事業財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例の制定についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(北澤) 御説明申し上げます。議案第5号 下諏訪町
温泉事業財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例の制定につきましては、本年度策定した下諏訪町
温泉事業経営戦略における取組のうち、今後も安定的な
事業運営を行っていくため、
財政調整基金の設置が審議会より提案されました。
この提案を受け、
財政調整基金を設置するため、下諏訪町
温泉事業財政調整基金の設置、管理及び処分に関する条例の新規制定を行うものであります。
それでは、条例の内容について御説明をさせていただきます。第1条においては設置の目的について、第2条においては積み立てる金額の範囲について、第3条においては基金の運用方法について、第4条においては基金の運用益の処理方法について、第5条においては基金の歳計現金への繰替運用について、第6条においては基金の
処分方法について、それぞれに規定をしております。また、第7条においては、定めのない事項に関する決定方針の規定をしています。
附則においては、施行期日を令和4年4月1日と定めているものであります。
この条例により、さらなる
温泉事業の推進と、今後とも計画的かつ持続可能な事業の運営を図っていくものであります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第8 議案第6号 下諏訪町
事務分掌条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(河西) 御説明申し上げます。下諏訪町
事務分掌条例の一部を改正する条例につきましては、町の
デジタル化を推進するため、令和4年度から総務課内に
デジタル推進室を設置することに伴い、総務課の
事務分掌の中に項目を追加するため、条例の一部改正をお願いするものです。
主な改正内容ですが、第2条第1号の総務課の
事務分掌に「
デジタル化に関すること」を追加するものでございます。
なお、附則におきまして、この条例は令和4年4月1日から施行することとしてございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第9 議案第7号 下諏訪町
個人情報保護条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(河西) 御説明申し上げます。下諏訪町
個人情報保護条例の一部を改正する条例につきましては、国において、行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律及び独立行政法人等の保有する個人情報の保護に関する法律が、令和4年4月1日廃止をされることにより、国の行政機関及び独立行政法人等に係る個人情報の保護に関する規律は、令和4年改正後の個人情報の保護に関する法律において定められることになります。
下諏訪町
個人情報保護条例においては、廃止される行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律の条項を引用していることから、該当部分について条例の一部改正をするものでございます。
主な改正内容は、用語の定義をしている第2条第1号ア中の、法律の規定を引用している箇所(個人識別符号の定義)を、新たに改正される個人情報の保護に関する法律において、同様の規定をしている条項を引用するように改めるものでございます。
なお、附則におきまして、この条例は令和4年4月1日から施行することとしてございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第10 議案第8号 下諏訪町職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(河西) 御説明申し上げます。下諏訪町職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例につきましては、デジタル時代を見据えた、書面主義、押印原則、対面主義からの脱却の観点による押印見直しの一環として行うもので、署名及び対面を不要とし、宣誓書を任命権者に提出することのみとすることを規定するため、条例の一部改正をするものでございます。
主な改正内容は、第2条中「、任命権者又は任命権者の定める上級の公務員の面前において」を削り、「宣誓書に署名」を「宣誓書を任命権者に提出」に改めるものでございます。併せて、別記様式中「印」を削除するものでございます。
なお、附則におきまして、この条例は令和4年4月1日から施行することとしてございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第11 議案第9号 下諏訪町職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(河西) 御説明申し上げます。下諏訪町職員の
育児休業等に関する条例の一部を改正する条例につきましては、令和3年8月に人事院が行いました公務員人事管理に関する報告及び国家公務員の
育児休業等に関する法律の改正についての意見の申出の中で示されました、国家公務員に係る妊娠・出産・育児等と仕事の両立支援のために講じる措置の一つとして、国家公務員の非常勤職員の育児休業・介護休暇等の取得要件の緩和及び育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に関する措置などを定める人事院規則が改正され、令和4年4月1日から施行されることから、地方公務員法第24条に規定する均衡の原則に基づき、当町においても同様の措置を講ずるため、下諏訪町職員の
育児休業等に関する条例の一部改正をするものでございます。
主な改正内容は、第2条第3号及び第7条第2号で規定する育児休業及び部分休業の取得要件のうち、「引き続き在職した期間が1年以上である」という要件を廃止し、第l0条の次に「育児休業を取得しやすい勤務環境の整備に関する措置」の義務について2条追加し、第11条を第13条に繰り下げるものでございます。
なお、附則におきまして、この条例は令和4年4月1日から施行することとしてございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第12 議案第10号 下諏訪町
駐車場条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(河西) 御説明申し上げます。下諏訪町
駐車場条例の一部を改正する条例につきましては、下諏訪町四ツ角駐車場の使用料の見直しに当たり、条例の一部改正をお願いするものでございます。
令和2年から一体的に整備工事を進めてまいりました四ツ角駐車場につきましては、ここで舗装改修や公衆トイレ及びポケットパークの整備が完了したことから、今後のさらなる観光利用の促進に向け、駐車場使用料の見直しを行い、観光客の滞在時間の延伸、ツアーバス等の団体客の利用増進、まち歩き観光の活性化を図るものでございます。
主な改正内容は、第5条におきまして、これまで使用できる自動車から除外をしていた二輪自動車について、舗装改修に併せて専用区画を設けて使用できることとなったことから、使用料を1時間につき100円に定めるものでございます。
また、第6条の別表中、30分としている普通駐車の時間単位を1時間とし、使用料については、大型バス・マイクロバス以外の自動車は1時間につき200円に改め、大型バス・マイクロバスにつきましては使用料を無料化するものでございます。
なお、附則におきまして、施行日を令和4年4月1日としてございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第13 議案第11号 下諏訪町
国民健康保険税条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(中澤) 御説明申し上げます。下諏訪町
国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきましては、全世代対応型の社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律の施行に伴い、関係政令の整備等に関する政令が令和3年9月10日付で公布され、国保に加入する全世帯未就学児の均等割額について5割軽減措置が講じられたことから、関係する規定について国の準則に基づき一部改正を行うものです。
改正の内容ですが、第5条の2は、今回の軽減措置の条文を追加することに伴う項の改正です。
第21条は国民健康保険税の減額に関する規定で、各号の改正については、地方税法の改正に伴う整備及び今回の軽減措置による減額加算分を第2項として追加し、課税区分別に、既に軽減している7割、5割、2割の軽減ごとの金額の規定をするものです。
また、第21条の2及び附則の改正については、このたびの改正に伴い項ずれ等が生じる部分の整備をさせていただくものです。
なお、今回の軽減措置の導入に伴う町国保会計への影響額は60万円ほどと見込んでおり、減収分は国2分の1、県4分の1、町4分の1の割合で基盤安定負担金として措置されることとなっております。
附則により、施行期日は令和4年4月1日とし、適用区分を規定しております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第14 議案第12号 下諏訪町
都市公園条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(北澤) 御説明申し上げます。議案第12号 下諏訪町
都市公園条例の一部を改正する条例につきましては、新設した都市公園の供用開始に伴い、名称及び位置の追加を行うものでございます。
それでは、改正の内容について御説明させていただきます。第2条の表に名称として「四ツ角湯けむりひろば」を、位置として「下諏訪町3238番地1」を追加するものでございます。
なお、施行日は令和4年4月1日としております。
以上、御説明申し上げましたが、御審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第15 議案第13号 下諏訪町
温泉事業給湯条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(北澤) 御説明申し上げます。議案第13号 下諏訪町
温泉事業給湯条例の一部を改正する条例につきましては、本年度策定いたしました下諏訪町
温泉事業経営戦略における取組のうち、今後も安定的な
事業運営を行っていくため、温泉利用加入金の減額改定が審議会より提案されました。この提案を受け、加入金の改定を行うため所要の改正を行うものでございます。
それでは、改正の内容について御説明させていただきます。第33条第1項に規定する加入金について改正をさせていただくものでございますが、(1)新設の場合につきまして、公衆浴場装置に係る加入金を「17万円」から「5万8,500円」に、一般給湯装置につきましては、「34万円」を「11万7,000円」にそれぞれ改めるものです。
附則においては、施行期日を令和4年4月1日と定めているものになります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第16 議案第14号 学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
教育こども課長。
◎
教育こども課長(樫尾) 学校職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例について御説明申し上げます。この条例は、地方公務員法第31条の規定に基づき、学校職員の服務の宣誓に関し規定をしているものとなりますが、このたびの条例改正は、デジタル時代を見据えた、書面主義、押印原則、対面主義からの脱却の観点による押印見直しの─環として行うもので、署名及び対面を不要とし、宣誓書を提出することのみを規定するための改正をお願いするものです。
主な改正内容は、第2条中「任命権者又は任命権者の定める上級の公務員の前で」を削り、「に署名」を「を提出」に改め、併せて別記様式中の「印」を削除するものです。
なお、附則におきまして、施行日を令和4年4月1日からとしております。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第17 議案第15号 下諏訪町
温泉開発基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃止する条例についてを議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(北澤) 御説明申し上げます。議案第15号 下諏訪町
温泉開発基金の設置、管理及び処分に関する条例を廃止する条例につきましては、この
温泉開発基金条例は、
温泉事業を始めた初期に源湯を掘削するためや施設整備等の財源を積み立てるために、使途を施設整備に限定して設置されたものですが、先ほど御説明をさせていただきました、下諏訪町
温泉事業財政調整基金設置に伴い、所期の目的を達成したため廃止を行うものでございます。
それでは、廃止の内容について御説明をさせていただきます。
温泉開発基金条例につきましては、
温泉事業開始時に温泉の開発及び施設整備事業の財源を積み立てるため設置したものでありますが、新たに使途を拡大し柔軟に対応できるよう、下諏訪町
温泉事業財政調整基金を新設することに伴い、
温泉開発基金条例を廃止するものでございます。
附則においては、施行期日を令和4年4月1日と定めているものになります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第18 議案第16号 令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第13号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
総務課長。
◎
総務課長(河西) 御説明申し上げます。令和3年度下諏訪町
一般会計補正予算(第13号)につきましては、
歳入歳出それぞれ7,680万円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ91億3,704万円とするものでございます。
繰越明許費につきましては、3ページの第2表
繰越明許費補正のとおり、11事業について限度額の設定をさせていただくものでございます。
2款1項総務管理費の庁舎高圧受電設備修繕事業は、
新型コロナウイルス感染症の影響により半導体をはじめとした材料不足が生じており、修繕に必要な高圧ケーブルについて年度内の納品が難しい状況のため、事業を令和4年度へ繰越しさせていただくものでございます。
3項戸籍住民基本台帳費の転出・転入手続ワンストップ化推進事業は、国の令和3年度
補正予算の成立に伴い、補助事業の内示を得たことから、事業費を
補正予算に計上するとともに、全額を令和4年度への
繰越明許費とするものでございます。
3款2項児童福祉費の子育て世帯臨時特別給付金
給付事業は、令和4年3月31日までに生まれた子供が対象となることから、4月にずれ込んだ給付金の交付が生じるため、これに係る事業費を令和4年度への
繰越明許費とするものでございます。
7款1項商工費の八島高原木道改修事業は、国の令和3年度
補正予算に伴い、県の自然環境整備支援事業の追加交付の内示を得たことから、事業費の全額を令和4年度への
繰越明許費とするものでございます。
8款2項道路橋りょう費の諏訪湖周サイクリングロード整備事業6,390万円のうち1,990万円は、現在進めております工事の中で、横断歩道の設置箇所について、長野県公安委員会との協議に想定以上の期間を要したことにより、一部区間の年度内完成が困難となることから繰越しをさせていただくもので、残りの4,400万円につきましては、国の
補正予算の成立に伴い補助事業の内示が得られたことから、事業費を
補正予算に計上するとともに、事業費全額を
繰越明許費とさせていただくものでございます。
同じく2項道路橋りょう費の上古川橋改良事業は、ボックスカルバートによる架け替え工事を予定しておりましたが、現地測量の結果、想定した工法では施工が難しいことが判明したため、工法の見直しを行ったことにより年度内の着工が困難となったため、予算額全額を
繰越明許費として、令和4年度において別工法により実施をするものでございます。
10款2項小学校費及び3項中学校費の学校教育活動継続支援事業につきましては、国の令和3年度
補正予算により補助事業の内示を得たことから、事業費を
補正予算に計上するとともに、全額を令和4年度への
繰越明許費とするものでございます。
13款8項農林水産施設災害復旧費は、8月の豪雨災害の災害査定を受けた復旧事業のうち、現場の状況や標準工期の規定等により、年度内の着工ができない事業の工事費について、令和4年度への
繰越明許費とさせていただくものです。
4ページの第3表地方債補正では、昨年8月の豪雨災害により応急復旧工事を施工しました町道及び河川等の公共土木施設災害復旧事業について、一般単独災害復旧事業債の借入れが可能となったことから、7,590万円の地方債を追加させていただくものでございます。
地方債の変更では、道路新設改良事業は、国の
補正予算により、今回の補正に計上いたします諏訪湖周サイクリングロード整備事業の補助裏として借り入れる
補正予算債1,980万円を増額し、限度額を7,950万円とするものでございます。
また、農林水産施設の災害復旧事業は、激甚災害特別措置の適用補助率が確定したことと、工事費の再調整により、補助裏の財源としていた従前の起債額を1,050万円減額し、限度額を1,020万円とするものでございます。
それでは主な内容につきまして、
歳入歳出補正予算事項別明細書で御説明申し上げます。
まず、l0ページの歳出をお願いいたします。
2款1項4目財産管理費24節積立金は、一般寄附金として1件1万円を賜りましたので
財政調整基金に、また、ふるさと
まちづくり寄附金として141件1,041万9,000円を賜りましたので、ふるさと
まちづくり基金にそれぞれ積み立てさせていただくものです。
年度末におけます
財政調整基金の残高は10億5,523万8,060円、ふるさと
まちづくり基金の残高は1,730万7,275円となる見込みでございます。
3項1目戸籍住民基本台帳費12節委託料の358万円は、国が進めております転出・転入手続ワンストップ化推進事業について、国の令和3年度
補正予算により補助事業の内示を得たことから、住民基本台帳法の改正に伴うシステム改修委託料を補正するものでございます。
3款1項1目社会福祉総務費27節繰出金の221万4,000円は、令和3年度税制改正による個人所得課税の見直しに伴い、軽減判定所得の範囲内となった世帯が増えたことによる増額分について、国と県からの負担金に町が負担すべき4分の1を加えて、
国民健康保険特別会計へ繰り出しをするものでございます。
2目障がい者福祉費19節扶助費の1,902万2,000円は、自立支援
給付事業において、利用者・利用日数の増、また報酬改定に伴う給付金の増額により予算不足が見込まれることから、訓練等給付費に475万7,000円、児童発達支援費に1,426万5,000円を補正するものです。
11ページの22節償還金利子及び割引料の168万6,000円は、平成28年度に民間介護事業者が国の交付金を活用してスプリンクラーの設備整備を行いましたが、事業継続が困難な状況となり、取得した財産の処分期限前に事業廃止をしたことから、交付金の一部を国へ返還するものでございます。当時の国の交付金につきましては、町を経由して事業者に交付された間接補助金のため、返納金につきましても町を経て国へ返還いたします。
27節繰出金の135万5,000円は、ハイム天白の整備充実のために、ふるさと
まちづくり寄附金4件135万5,000円を賜りましたので、
特別養護老人ホーム事業特別会計へ繰り出しをするものでございます。
2項4目保育所費18節
負担金補助及び交付金の288万円は、
補正予算の第9号でお認めをいただきました施設型給付費等負担金に関わるものになりますが、ここで算定根拠となる公定価格が確定をし、さらに負担金が増額となったため、現計予算に不足する額を補正するものでございます。
4項1目災害救助費は、8月の大雨災害に伴います災害救助運営等に対する指定寄附として賜りました2万円及びふるさと
まちづくり寄附金の災害支援分として賜りました40万3,000円の計42万3,000円を、避難所活動等の災害救助事業費の財源として振替をさせていただきます。
4款1項1目保健衛生総務費18節
負担金補助及び交付金の86万円は、精神障がい者が利用する茅野市地域活動支援センターひまわりの里において、当町からの延べ通所者数が増加していることから、通所実績に合わせて負担金を補正するものでございます。
8款2項3目道路新設改良費14節工事請負費の4,400万円は、計画的に進めております諏訪湖周サイクリングロード整備事業について、国の令和3年度
補正予算により社会資本整備総合交付金の内示が得られたため、工事費を増額するものでございます。
10款1項3目基金活用事業費24節積立金の413万5,000円は、ふるさと
まちづくり寄附金24件413万5,000円を賜りましたので、こども未来基金へ積立てさせていただきます。なお、年度末におけるこども未来基金の残高は、1,866万9,999円となる見込みでございます。
2項1目学校管理費10節需用費の94万4,000円は、感染予防のため換気をしながら冷暖房機を運転したことにより、両小学校の電気料に不足が生じたことにより増額をするものでございます。
18節
負担金補助及び交付金の270万円は、小学校の感染リスクを最小限にしながら円滑に教育活動を継続するため、学校長裁量経費として交付をするものでございます。
次に、13ページをお願いいたします。3項1目学校管理費l0節需用費の260万7,000円のうち燃料費の33万6,000円は、灯油単価の値上がりによる中学校の灯油代の不足分で、光熱水費の227万1,000円は、小学校と同様の理由の感染症対策による中学校の電気料の不足分を補正するものでございます。
18節
負担金補助及び交付金の225万円は、小学校と同様の教育活動を継続するための補助金でございます。
13款1項2目農業用施設災害応急費及び3目林業施設災害応急費につきましては、
補正予算(第5号)でお認めをいただきました、農業用施設災害応急事業費と林業施設災害応急事業費について、単独の災害復旧事業に充当できる有利な起債の借入れが可能となったため、財源振替をするものでございます。
14ページの2項1目道路橋りょう災害応急費及び2目河川災害応急費につきましては、
補正予算の第5号と第7号でお認めをいただきました町道及び河川等の災害応急工事費について、前項目と同様に町債に財源振替をするものでございます。
8項1目農地災害復旧費14節工事請負費の641万5,000円は、被災をしました高木地区津島公園東側の農地が主なものとなり、実施設計の結果、工事費が増額となったことによるものでございます。
2目農業用施設災害復旧費14節工事請負費2,614万4,000円の減額につきましては、砥川内に取水路があります大汐の復旧工事が主なもので、工事施工方法の変更に伴い減額とするもので、財源振替につきましては、測量設計委託料について有利な起債の借入れが可能となったため、財源を町債に振り替えるものでございます。
3目林業施設災害復旧費14節工事請負費213万3,000円の減額は、林道砥沢線の2か所の路肩崩落等について、災害査定により工事内容が確定したため、査定事業費に合わせて工事費を減額するものでございます。
次に、お戻りをいただきまして、7ページの歳入をお願いいたします。
12款1項7目1節農林水産施設災害復旧費負担金327万円の減額につきましては、岡谷市の農地へもかんがいをしている農業用水路の災害復旧費に対する岡谷市からの負担金で、災害査定後に激甚災害特別措置の適用補助率が確定したことと工事費の減額に伴い整理をさせていただいたものです。
14款1項1目民生費国庫負担金1節社会福祉費負担金の963万6,000円のうち12万6,000円は、国民健康保険の基盤安定事業に対する国庫負担金で、補助率は2分の1でございます。また、951万円は障害者自立支援
給付事業に対する国庫負担金で、補助率は2分の1でございます。
2節児童福祉費負担金の126万4,000円は、施設型給付費等負担金に対する国庫負担金で、補助率は2分の1でございます。
2項1目総務費国庫補助金1節総務管理費補助金の358万円は、転出・転入手続ワンストップ化推進事業に対する国庫補助金で、補助率は10分のl0でございます。
5目土木費国庫補助金1節道路橋りょう費補助金の2,420万円は、諏訪湖周サイクリングロード整備事業に対する社会資本整備総合交付金で、補助率は55%でございます。
6目教育費国庫補助金1節小学校費補助金の135万円及び2節中学校費補助金の112万5,000円は、学校教育活動継続支援事業に対する国庫補助金で、補助率は2分の1でございます。
12目災害復旧費国庫補助金1節農林水産施設災害復旧費補助金375万3,000円の減額につきましては、農地、農業用施設、林道施設の災害査定後に激甚災害特別措置の適用補助率が確定したことと工事費の増減に伴い、整理をさせていただいたものでございます。補助率につきましては、農地は94.1%、農業用施設は98.3%、林道施設は96.4%でございます。
15款1項1目民生費県負担金1節社会福祉費負担金の628万9,000円のうち、国民健康保険の基盤安定事業に対する県負担金が153万4,000円で、補助率は保険者支援分が4分の1、保険税軽減分が4分の3でございます。また、障害者自立支援
給付事業に対する県負担金が475万5,000円で、補助率は4分の1です。
2節児童福祉費負担金の63万2,000円は、施設型給付費等負担金に対する県負担金で、補助率は4分の1です。
8ページの15款2項1目民生費県補助金2節児童福祉費補助金の9万6,000円は、施設型給付費等負担金の地方単独費分に対する県補助金で、補助率は2分の1でございます。
17款1項1目一般寄附金の1万円は、通崎國雄様から賜ったものでございます。
2目ふるさと
まちづくり寄附金は、亀山美知夫様の1万5,000円から、玉木誠二様の1万5,000円までの25件338万円と、匿名の方152件1,293万2,000円を合算しました177件1,631万2,000円を賜ったものでございます。
5目民生費寄附金3節災害救助費寄附金の2万円は、中村信子様から8月の大雨災害に伴う災害救助活動等に対する指定寄附を賜ったものでございます。
9ページをお願いいたします。19款1項1目繰越金の7,526万円の減額は、今回の補正で歳入超過となる一般財源を調整させていただいたもので、補正後におけます留保財源は8,707万2,158円となります。
20款4項2目災害復旧費受託事業収入1節農地災害復旧費受託事業収入の768万3,000円は、高木地区津島公園東側農地におけます災害復旧工事費の増額に対応をします、長野県からの農地災害復旧事業の受託料となります。
5項1目雑入の168万6,000円は、平成28年度地域介護・福祉空間整備等施設整備交付金に係る当該介護事業者からの返納金でございます。
21款1項4目土木債2節道路新設改良事業債の1,980万円は、諏訪湖周サイクリングロード整備事業において補助裏として借り入れる
補正予算債で、充当率100%、交付税措置率は50%でございます。
13目災害復旧債1節農林水産施設災害復旧事業債1,050万円の減額につきましては、激甚災害特別措置の適用補助率が確定したことと、工事費の再調整等に伴い起債額を整理したもので、補助事業分の充当率は90%、交付税措置率は95%、単独事業分につきましては充当率65%、交付税措置率は95%となります。
2目公共土木施設災害復旧事業債の7,590万円は、道路及び河川の災害応急工事に対して借り入れます災害復旧事業債で、充当率は100%、交付税措置率は47%となります。
なお、15ページには令和3年度末における地方債現在高の見込みに関する調書を添付してございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いをいたします。
○議長 次に進みます。日程第19 議案第17号 令和3年度下諏訪町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
住民環境課長。
◎
住民環境課長(中澤) 御説明申し上げます。令和3年度下諏訪町
国民健康保険特別会計補正予算(第3号)につきましては、
歳入歳出それぞれ968万9,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ19億3,179万5,000円とするものでございます。
それでは内容につきまして、
補正予算事項別明細書で御説明申し上げます。
最初に、6ページの歳出をお願いいたします。
7款1項3目償還金の968万9,000円は、令和2年度保険給付費等交付金の確定に伴う精算返納金となります。広域化に伴う納付金方式による返納金となりますが、概算により交付されていた年度末3月請求分が確定したことによる、超過交付額の県への返還となります。
次に、お戻りいただきまして、5ページの歳入をお願いいたします。
1款1項1目一般被保険者国民健康保険税及び次の7款1項1目保険基盤安定繰入金の221万4,000円の増減は、令和3年度分の基盤安定負担金が確定したことによるもので、
一般会計繰入金の増額分を保険税減額により調整したものであります。
7款2項1目
財政調整基金繰入金の34万1,000円は、令和2年度の精算返納金のうち、国保資格喪失後に保険証で受診された医療費分などの金額を補填するもの。また、9款3項5目雑入の934万8,000円は、国保連からの保険給付費等普通交付金精算分の返納金となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第20 議案第18号 令和3年度下諏訪町
特別養護老人ホーム事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
保健福祉課長。
◎
保健福祉課長(小松) 御説明申し上げます。令和3年度下諏訪町
特別養護老人ホーム事業特別会計補正予算(第3号)につきましては、
歳入歳出それぞれ135万5,000円を追加し、
歳入歳出予算の総額を
歳入歳出それぞれ2億4,699万円とするものです。
それでは内容につきまして、
歳入歳出補正予算事項別明細書で説明いたします。
5ページ、歳入をお願いいたします。
4款1項1目1節
一般会計繰入金の135万5,000円は、特別養護老人ホームハイム天白の施設充実のために、ふるさと
まちづくり寄附金として4人の方から賜ったもので、
一般会計から繰り入れるものであります。
次に、6ページ、歳出をお願いいたします。
1款1項1目施設管理費24節積立金は、ふるさと
まちづくり寄附金として賜った135万5,000円を、特別養護老人ホーム福祉施設基金に積立てをさせていただくものであります。補正後の同基金の残高は840万6,691円となります。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 次に進みます。日程第21 議案第19号 令和3年度下諏訪町
下水道事業会計補正予算(第4号)を議題といたします。提案者に議案の説明を求めます。
○議長
建設水道課長。
◎
建設水道課長(北澤) 御説明申し上げます。令和3年度下諏訪町
下水道事業会計補正予算(第4号)につきましては、資本的収入及び支出におきまして、収入で7,860万円を増額し、資本的収入の総額を2億4,130万円とし、支出では9,878万7,000円を増額し、資本的支出の総額を4億628万7,000円とするものでございます。
また、第3条の企業債の変更は、事業費の変更に伴い起債額を変更したことによる補正でございます。
それでは、主な内容を
補正予算(第4号)に関する説明書で説明をいたします。2ページの予算実施変更計画を御覧ください。
今回の補正のうち、公共下水道事業につきましては、国の第1次
補正予算に伴う国庫補助事業の追加要望を受け、社会資本整備総合交付金事業として進めているストックマネジメント事業と地震対策事業につきまして、令和3年度国の第1次
補正予算の成立に伴い、満額の内示を得たことから増額補正をお願いするものとなります。
また、流域下水道事業につきましては、事業費が確定し、構成市町村の負担分が減額となったことに伴い減額補正をお願いするものでございます。
まず、資本的支出の1款1項1目公共下水道事業費1億1,500万円の増額は、令和4年度に予定していたストックマネジメント事業の簡易カメラ調査約27キロメートル及び総合地震対策事業として、マンホールポンプ場2か所の更新工事と、マンホールに対する地震対策工事25か所及び実施設計業務25か所を前倒しで実施するため、増額をお願いするものとなります。
次に、1款1項2目流域下水道事業費1,621万3,000円の減額は、諏訪湖流域下水道で実施している事業において、事業費が確定し、構成市町村の負担分が減額となったものに伴うものであり、財源となる流域下水道事業債も整理させていただいております。
次に、資本的収入の1款2項1目企業債2,310万円の増額は、公共下水道事業債及び流域下水道事業債の確定に伴い、整理をさせていただいたものになります。
1款3項1目国庫補助金5,550万円の増額は、国の1次補正による内示額となります。
3ページ、4ページは予定キャッシュ・フロー変更計算書、5ページ、6ページには予定貸借対照表を掲載してございますが、ともに増額に伴う変更でございます。
以上、御説明申し上げましたが、よろしく御審議のほどお願いいたします。
○議長 ここで、お諮りいたします。暫時休憩としたいと思いますが、御異議ございませんか。
(「異議なし」の声)
○議長 御異議ございませんので、暫時休憩といたします。ただいま午前11時43分であります。再開は午後1時30分を予定いたします。暫時休憩といたします。
休 憩 午前11時43分
再 開 午後 1時30分
○議長 ただいま午後1時30分でございます。休憩前に引き続き本会議を再開いたします。
△<令和4年度
予算議案の上程>
○議長 日程第22 議案第20号から日程第31 議案第29号までは令和4年度予算関係議案でありますので、一括上程いたします。
事務局長にタイトルのみ朗読させます。
○議長
事務局長。
◎
議会事務局長(田中)
議案第20号 令和4年度下諏訪町一般
会計予算
議案第21号 令和4年度下諏訪町
国民健康保険特別会計予算
議案第22号 令和4年度下諏訪町駐車場事業特別
会計予算
議案第23号 令和4年度下諏訪町後期高齢者医療特別
会計予算
議案第24号 令和4年度下諏訪町交通災害共済事業特別
会計予算
議案第25号 令和4年度下諏訪町
温泉事業特別
会計予算
議案第26号 令和4年度下諏訪町
特別養護老人ホーム事業特別会計予算
議案第27号 令和4年度下諏訪町東山田財産区
会計予算
議案第28号 令和4年度下諏訪町水道事業
会計予算
議案第29号 令和4年度下諏訪町
下水道事業会計予算
以上でございます。
△<町長の
予算施政方針の説明>
○議長 それでは、町長から令和4年度
予算施政方針の説明があります。
○議長 町長。
◎町長 令和4年度予算案の御審議をお願いするに当たり、新年度の町政運営に対する所信の一端と主要な施策について御説明申し上げ、町民の皆様並びに議員の皆様の御理解と御協力を賜りたいと存じます。
新型コロナウイルス感染症は、変異を繰り返しながら世界的に猛威を振るい、本年に入ってからもオミクロン株の感染者が急激に増加をし、依然として収束の兆しが見えない状況が続いています。日常生活においても、その影響が広範にわたる中、町民の皆様におかれましては、感染症予防の取組に御理解と御協力をいただいておりますことに敬意と感謝を申し上げます。
国内経済にあっては、
新型コロナウイルス感染症による厳しい状況が徐々に緩和されつつあるものの、新たな変異株の出現など、状況の変化が予断できないことから、感染症による内外経済への影響や金融・資本市場の変動等による影響を特に注視していく必要があります。
このような先行きが不透明な中、岸田新政権は、
新型コロナウイルス感染症への対応に万全を期すとともに、「成長と分配の好循環」と「コロナ後の新しい社会の開拓」をコンセプトとした新しい資本主義の実現を目指し、ポストコロナ社会を見据えた成長戦略を国主導で進め、全世代型社会保障制度の構築を柱とした分配戦略を推進するとしています。
迎える令和4年度は、私にとって就任2年目となる年であります。昨年、コロナ禍で開催された東京オリンピックと先日閉幕した
北京冬季オリンピックでの高木菜那さんをはじめとした選手の皆さんの活躍は、我々に感動と勇気を与えてくれました。このオリンピックレガシーをアフターコロナの希望の糧として、コロナに負けずに町民の皆様が笑顔で暮らせるよう、さらなる飛躍の年にしていきたいと思っております。
予算編成に当たっては、感染拡大防止と社会経済活動の両立を図りながら、ポストコロナを見据えた新たな事業展開を視野に入れつつ、
まちづくりの指針となる「第7次総合計画」及び「未来を創る総合戦略」を踏まえた地方創生の推進を基本とした上で、私が公約として掲げた八つの重点施策についても、昨年に開いた施策をさらに推し進め、「住みたいまち」「元気な声がひびくまち」が実感できる安心・安全で魅力ある
まちづくりに向け、全職員が一丸となって積極的に取り組むよう指示をしてまいりました。
それでは、令和4年度下諏訪町
一般会計、特別会計、企業会計、それぞれの予算案についての御審議をお願いするに当たり、施政方針を述べさせていただきます。
一般会計の予算総額は81億円で、対前年比1.0%、8,000万円の増となります。令和3年度予算は、
新型コロナウイルス感染症対策の経費を
補正予算(第1号)で計上していますので、これを考慮しますと前年度とほぼ同規模の予算になります。
予算の概要としましては、長期化する
新型コロナウイルス感染症の対応と、激甚化する自然災害への対策を最優先課題として予算配分し、事業の選択に当たっては、緊急性と優先度を見極め、国の令和3年度
補正予算ともリンクしながら財源の確保に努め、交付税措置のある有利な起債と目的基金の活用を図りました。
また、国の「自治体デジタル・トランスフォーメーション推進計画」の方針を踏まえ、新たに「
デジタル推進室」を設置し、町民の皆様の利便性向上や業務の効率化を図る
デジタル化の推進にも取り組んでまいります。
投資的事業としては、小中学校の照明改修、移住交流の総合的な拠点整備などを実施するほか、増加の一途にある社会保障関連の経費も十分に手当てしながら、子育て、教育、健康などの分野における各種事業を精いっぱい推進し、多様な住民要望にも配慮した積極型の予算としたところです。
それでは、歳入の主なものについて御説明いたします。
町税総額は、対前年比1.7%、4,200万円増の24億9,800万円を計上しました。
主要3税のうち個人町民税は、納税義務者が減少傾向にある中、給与所得の回復の兆しが見られることから150万円の増、法人町民税は業種によるばらつきはあるものの、受注の増加傾向を受け1,600万円の増、固定資産税は地価の下落は続いているものの、コロナ禍による所得の減少に伴う軽減措置の終了により2,180万円の増を見込みました。
また、軽自動車税は環境性能割の臨時的軽減措置が終了したことから155万円の増、都市計画税はコロナ禍による軽減措置の終了により310万円の増と見積もりました。
地方特例交付金は、固定資産税、都市計画税、軽自動車税環境性能割の臨時的軽減措置の終了により、2,000万円減の1,200万円を見込みました。
地方交付税は、国において地方公共団体への配分を前年度の水準を下回らないよう実質的に同水準を確保するとされていることから、令和3年度の交付実績を加味し、2億円増の20億2,000万円を計上いたしました。
国庫支出金では、道路改良事業や街なみ環境整備事業に係る「社会資本整備総合交付金」などのほか、
新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金や、
新型コロナウイルスワクチン接種体制整備に関連する補助金を当初予算に計上したことにより、1億1,077万7,000円の増となっております。
繰入金には、
温泉事業特別会計から6,131万5,000円の貸付金返済を計上するほか、公共施設整備基金から移住交流総合拠点用地購入、八島高原木道改修、社中学校照明設備改修などの財源として総額3,985万9,000円、地域開発整備基金からは道路新設改良、街なみ環境整備などへ総額2,864万5,000円、社会福祉基金からは福祉タクシー等助成などに3,749万6,000円を充当いたします。
また、ふるさと
まちづくり基金から寄附者の希望に添った事業に1,727万6,000円、こども未来基金につきましても、子供の教育支援など必要な経費に対して総額494万円を充当してまいります。
なお、本年度においても
財政調整基金からの繰入れは見込まず、健全財政の堅持に努めてまいります。
町債には、対前年比23.1%、1億8,010万円減の5億9,970万円を計上いたしました。主なものとしては、サイクリングロード整備や災害のあった町道大久保山道線の側溝改修を含む道路関係に2億3,840万円、小中学校施設整備事業の6,980万円、臨時財政対策債の2億6,200万円となりますが、将来世代の負担軽減に配慮し、交付税措置のある有利な起債に限定して借り入れてまいります。
次に、歳出につきまして、それぞれ主な事業を説明いたします。
一般行政では、第7次総合計画後期基本計画をはじめ、これを補完する第5次行政改革大綱後期推進計画、第2次行財政経営プランに沿った施策、事業を着実に推進するとともに、SDGsの理念を取り入れながら、未来を創る総合戦略に基づき、引き続き地方創生に向けた取組を積極的に進めてまいります。また、本年度は住民満足度調査を実施して、総合計画の進捗状況を把握し、調査結果を各種計画の基礎資料として活用してまいります。
本年度の職員数は、栄養士、保育士など専門職の充実を図り、前年度より2人増の228人でスタートいたします。人材育成関係では、組織と職員個々のさらなるレベルアップを図るため、各種研修や講習を実施するとともに、岡谷市との交流研修のほか、長野県へ職員を派遣いたします。
土地開発公社への損失補填補助では、赤砂崎用地の債務解消に向けて、着実に実施してまいります。
公会所整備事業では、地域コミュニティの拠点となる公民館、公会所の改築、改修やバリアフリー化、耐震化、冷房設備等に対する補助メニューのほか、太陽光発電システム、蓄電システムの設置補助など、脱炭素社会の実現に向けたクリーンエネルギーの導入促進と地域防災拠点としての整備を支援いたします。
おでかけ町長室では、地域の皆様との意見交換の場を大切にして、身近で親しみやすい開かれた行政運営に努めてまいります。
プロジェクト推進事業では、出会い・婚活のほか、次代を担う地域人材の育成と自由な発想による
まちづくりを推進する下諏訪未来塾など、様々な角度から
まちづくりの方向性の議論を深めてまいります。
協働推進事業では、個性とアイデアに満ちた
まちづくりを推進するために、令和3年度に改称した「地域の活力創生チャレンジ事業」を引き続き民公協働事業の核として、地域の自主的かつ主体的な公益活動の取組を支援してまいります。
姉妹都市交流事業では、2年続けて新型コロナウイルス感染拡大の影響により実施を見送ってまいりましたが、今年度も愛知県南知多町の小学生をお迎えすることを予定し、当町の自然、歴史、文化を体感いただきながら、子供たちの記憶に残るような思い出づくりと交流をサポートしてまいります。
学生激励事業は、コロナ禍にあって日常生活の中で様々な制約を受けながらも、親元を離れて町外で懸命に生活を送る学生の皆さんに、激励の意を込めて、令和2年度事業と同等の地域産品をお送りいたします。
防災対策では、全国で多発している自然災害を教訓に、災害に強い
まちづくりを進めるため、大規模災害発生時に迅速な復旧、復興ができるよう、防災備品の点検や
新型コロナウイルス感染症にも対応した災害備蓄品の充実を図ります。また、出水時における迅速な初動対応を行うため気象情報支援サービスを導入するとともに、防災行政無線の難聴対策として、災害時の避難情報や防災情報を的確に伝達するため防災アプリを導入いたします。
地域防災力強化の取組では、備蓄食料を各区自主防災会へ計画的に分散配備し、地域間連携を強化するとともに、地域における防災意識のさらなる高揚を図るため、自主防災組織の充実や防災士資格取得などの取組を支援します。
また、町内会や班等、隣近所の顔が見える小さなコミュニティを単位とした、より身近な防災訓練や防災ネットワークしもすわと連携した体験型の避難所開設訓練を推進し、地域防災力の強化に努めてまいります。
統計関係では、就業構造基本調査など国の基幹統計の調査業務を実施して、各種施策の基礎資料として活用を図ります。
情報関連では、国が進める行政手続のオンライン化の推進や個人情報等のセキュリティー対策をさらに強化し、システムの適切な運用と管理に努めてまいります。また、窓口でのコミュニケーションを円滑にするため、音声認識技術を活用したアプリを導入いたします。
選挙関係では、本年は7月に参議院議員通常選挙、8月に県知事選挙の執行が予定をされておりますので、選挙管理委員会と連携して、さらなる投票率の向上に努めるとともに、引き続き小中学校、向陽高校において主権者教育を実施してまいります。
予備費には、不測の支出に備えるため前年度同額の800万円を計上いたしました。
会計業務につきましては、
会計管理者の下、引き続き適正な会計事務の執行に努めるとともに、年度末における資金繰りを考慮し、一時借入金の最高額を10億円と設定いたしました。
議会関係では、議会運営に必要な経費のほか、引き続き開かれた議会を目指して「議会だより」発行の経費などを計上いたしました。
監査関係では、公正で効率的かつ効果的な行財政運営の確保と地方自治の健全な発展に寄与するため、定期的な監査のほか、技術監査の実施に伴う経費を計上いたしました。
税務関係では、税金の役割や大切さを理解していただくため、引き続き小中学生を対象とした租税教育を実施いたします。
賦課徴収業務では、税負担の公平性と財源確保の観点から適正な課税を行うとともに、固定資産税では、3年に一度の評価替えに向け、空中写真などにより課税資料を見直し、課税客体の正確で効率的な把握に努めてまいります。
また、新たにQR
コードを活用した納付手続の確立など業務の
デジタル化に取り組むほか、収納対策室を中心に、住民に寄り添ったきめ細かな納税相談と滞納整理により、収納未済額の削減に努めます。
総合窓口業務では、各種届出や証明発行等における正確かつ迅速な処理と、窓口のワンストップ化による住民サービスの向上に努めるとともに、時間外でも利用が可能な休日窓口やコンビニ証明書交付サービスを周知してまいります。また、国のデジタル行政推進の基盤となるマイナンバーカードの取得促進を図るため、夜間窓口を開設するなど申請者の利便性向上に努め、さらなる普及を目指してまいります。
消費者行政では、複雑多岐にわたる悪徳商法等に対処するため、気軽に相談できる消費生活センターの活用をさらに周知するとともに、迅速で丁寧な対応に努めます。また、迷惑行為に対する厳格な対処を推進するため、特殊詐欺被害防止に有効な電話機等の購入に対する補助を継続し、より一層の対策強化を講じてまいります。
生活関連事業となる「あざみ号」は、さらなる利便性の向上を目指すとともに、感染症対策を行い、利用者数の増加を図ります。また「スワンバス」については、県とともに策定する地域公共交通計画の検討に合わせ、持続可能で最適な運行に向けた取組を進めてまいります。
各種相談事業では、ホットライン(専用ダイヤル)による「なんでも相談室」を通じて、日常生活における悩みや困り事の解決に向けて、関係機関や各種担当窓口と連携して対応してまいります。
移動販売事業では、イオンリテール株式会社の協力による御用聞き的な要素を取り入れた「やしマルシェ」の対面販売を通じて、市街地から遠距離にお住まいの方々のニーズを把握しながら、より多くの皆様に喜んでいただけるよう取り組んでまいります。
子育て支援関係では、第2期子ども・子育て支援事業計画に沿った事業を進めるとともに、子育て家庭へのきめ細かな支援に努めてまいります。
保育園では、みずべ保育園の雨漏り補修や、さくら保育園西側へのフェンス設置など、園児が安心安全に過ごせる保育環境を整備するほか、各園の給食調理員休憩室へエアコンを設置し、職場環境の改善にも努めてまいります。また、医療的ケアを必要とする園児の受入れ体制を整えて対応してまいります。
福祉医療
給付事業では、18歳までの医療費を現物給付方式により、引き続き安心して受診できるよう支援してまいります。
社会福祉関係では、ライフスタイルの多様化に伴い、社会的孤立やひきこもり、8050問題など個人や世帯が抱える課題が複雑・複合化してきていることから、多職種・多機関との連携による包括的支援体制の構築を図り、断らない相談支援に向けて重層的支援体制への移行準備を進めます。
また、障がい者や高齢者等に共通する外出や成年後見・権利擁護などの支援をするとともに、行政だけでは行き届かない福祉分野を担っていただいている社会福祉協議会への補助を継続し、地域で支え合う共生社会の実現を目指します。
障がい者福祉事業では、障がいがあっても地域で自立した生活ができるよう、在宅の障がい福祉サービスや児童発達支援、日常生活用具の給付のほか、諏訪圏域障がい者総合支援センター「オアシス」や社会福祉協議会などの相談支援機関と連携をして、障がい者に優しい
まちづくりを推進します。
災害に備え、要介護者や障がい者などから申請・登録いただいた避難行動要支援者台帳については、個別避難計画及び要支援者名簿を最新のものに更新し、隣近所や自主防災会などの身近な支援者との連携強化と情報共有を図ることにより、「安心安全な
まちづくり防災意識日本一の町」を目指します。
高齢者福祉事業では、高齢化の進展により、医療や介護のニーズがさらに高まる状況を見据え、在宅高齢者支援、介護予防、生活支援、認知症関連事業など各種施策を推進し、地域包括ケア体制の強化を図ってまいります。
高齢者の見守りにつきましては、民生児童福祉委員や在宅介護支援センター職員による独居高齢者宅への訪問を引き続き実施するとともに、新たに高齢者見守りポスターやチラシを作成し、地域の見守り力を高め、高齢者に優しい地域づくりを進めます。
高齢者福祉計画策定事業では、令和5年度の計画見直しに向け、高齢者を対象にアンケート調査を行い、基礎資料の収集と実態把握を行います。
介護予防事業では、コロナ禍の中にあっても自主的に介護予防に取り組んでいただくため、地域の専門職の皆様に御協力をいただきながら、活動量計を活用した「楽楽ウォッチしもすわ事業」を充実させて推進してまいります。
介護保険事業は、団塊の世代が後期高齢者となる2025年、団塊ジュニア世代が高齢者となる2040年の超高齢社会を見据え、諏訪広域連合が運営する介護保険事業の健全で適正な事業推進に向けて関係機関と連携して取り組んでまいります。
地域支援事業では、配食サービスや緊急時駆けつけサービス、家族介護者支援事業、認知症サポーター養成講座など、町の特色を生かした多様なメニューを用意して、住み慣れた地域で、安心して暮らし続けるために必要となる支援を行います。
母子保健事業では、産後ケア事業における通院分の助成額を増額し、産後鬱の予防や早期支援に努めます。また、3歳児健診で実施している眼科検査に屈折検査を新たに導入し、視覚異常の早期発見と支援体制を強化し、出産から育児までの切れ目ない支援を拡充いたします。
疾病予防事業では、子宮頸がんワクチンの積極的勧奨の差し控えが令和3年度をもって終了したことにより、個別勧奨を順次再開するとともに、接種機会を逃した方に対するキャッチアップ接種の体制を整備します。また、国の風疹対策に沿って進めてきた特定世代への抗体検査と予防接種が継続されることから、検査を実施していない対象者へ、さらに周知を図り着実に進めてまいります。
新型コロナウイルス感染症対策につきましては、町民の皆様に的確な情報をお知らせするとともに、感染拡大の抑制と適切な行動を呼びかけてまいります。また、ワクチン接種につきましては、希望する方への追加接種ができるだけ早期に完了するよう、医療機関及び医師の御協力を得ながら実施いたします。
健康づくり推進事業では、令和5年度を始期とした「第2次食育推進計画」を策定し、生涯にわたる食育推進を継続してまいります。
健康ポイント事業につきましては、特定健診やがん検診への参加のほか、健康づくりや生涯スポーツなど、各自の健康増進に向けた継続的な取組を奨励するため、健診結果の改善に対する成果や健康づくりを自主的に行うサークル活動へのポイント加算を継続し、「元気で長寿なまち下諏訪」の構築をさらに推進いたします。
環境施策では、衛生自治会や諏訪湖浄化推進連絡協議会などの関係団体と連携をし、安全で快適な生活環境の維持のため、不法投棄防止対策の体制強化や、廃棄物の減量、分別意識の向上に取り組みます。
地球温暖化対策では、第3次環境基本計画に掲げる「エネルギーを大切に使うまち」の実現のため、官民で組織する委員会を立ち上げ、地球温暖化防止実行計画を策定するとともに、温室効果ガス排出抑制のための施策の構築に向け、検討を進めます。また、各御家庭による取組の普及を目的としたイベントなどを開催するほか、家庭用蓄電システムの研究を進めてまいります。
一部事務組合の湖北火葬場、湖北衛生センター及び諏訪湖周クリーンセンターにつきましては、構成市町との連携を図りながら、適正な管理運営に努めるとともに、湖周地区最終処分場の整備に当たっては、周辺地域に配慮しながら慎重に対応してまいります。
生ごみリサイクル事業では、推進委員会の協力により参加世帯の拡大を図るとともに、生ごみ処理機器購入に対する補助を拡充し、堆肥化促進剤の配布も併せて地球温暖化対策の一環となる燃やすごみの減量に取り組みます。
労務対策では、関係団体と連携して、就職説明会や企業研究会の開催により、町内企業を担う人材の確保を支援するとともに、中高年齢者に対する雇用促進奨励金や中小企業退職金共済掛金の補助を通じて、勤労者の処遇改善、雇用の拡大を図ります。
農業では、農業祭・朝市の開催や、学校給食への食材の提供により地産地消を進めるとともに、飲食店への食材の提供等の販路拡大を支援してまいります。また、増加する遊休農地の解消のため、農地貸借の支援、鳥獣被害の防止、町民菜園の新規開園に努め、特産物開発のため新たな作物の試験栽培を行います。
林業では、町有林等の公有林の施業を計画的に進めるとともに、森林環境譲与税を活用し、防災上の観点から林業経営に適さない民有林の施業を優先的に進めます。また、県と連携した治山事業の取組により、災害に強い安心・安全な
まちづくりを進めます。
森林整備の要である林道等の路網整備では、老朽化した林道砥沢線のみどり橋を改修するとともに、必要な維持補修を行います。
水産業では、漁協が行う魚類増殖事業や外来魚駆除対策事業への助成により、諏訪湖の水産資源保持を支援してまいります。
商工業の振興では、中小企業の設備投資等を支援する商工業振興助成事業をはじめとした各種補助制度により、商工会議所、商工業関係団体、金融機関などとの連携を通じて、事業者の起業創業、生産性向上、事業の持続化を支援してまいります。また、商工会議所に運営をしていただく、下諏訪駅構内に設置するチャレンジショップにも併せて支援してまいります。
諏訪圏6市町村の広域的な取組では、SUWAブランド創造事業、諏訪圏工業メッセなど、圏域の強みである高度な精密加工技術を生かした企業の成長をサポートし、そこで活躍する人材を育てるための事業を支援してまいります。
中小企業対策では、事業者の資金の円滑な調達を支援するため、引き続き融資制度の活用と普及を図ってまいります。また、コロナ禍による経済変動の影響を受けた事業者に対する「臨時経営安定資金」の融資期限を延長して対応してまいります。
安心安全住宅改修補助事業では、シェルターの設置やブロック塀の除去工事のほか、住宅・建築物耐震改修総合支援事業の対象工事などに対して補助を行い、災害に備えた
まちづくりを促進してまいります。
新型コロナウイルス感染症に対応した緊急経済対策では、プレミアム付商品券の販売、飲食店応援キャンペーンによる継続支援のほか、商工会議所で実施していただく経済対策への支援も実施してまいります。
ものづくり支援センターしもすわでは、ワンストップ支援を継続し、コロナ禍においても町の工業技術を効果的に生かした企業連携を強化するとともに、情報発信の充実、営業力強化、製品開発、受注確保、事業承継等の事業を充実してまいります。
観光事業では、国、県とともに山岳観光を積極的に推進するため、八島高原の木道整備を計画的に進めるほか、観光施設及び公衆トイレの維持管理をしてまいります。
観光振興においては、「観光都市しもすわ」の実現及び「下諏訪町観光振興計画」の実行に向けた観光客の滞在時間の延長と観光消費額の増加を図るため、地域おこし協力隊を増員して観光振興局の体制を強化し、地域
プロジェクトマネージャーを中心に、第2種旅行業への変更による旅行プランの拡充や旅行商品開発の強化を進めてまいります。
また、御柱祭がコロナ禍において開催されることから、下諏訪町御柱祭実行委員会の活動を支援するとともに、本祭り終了後も御柱祭を活用した通年の観光振興に取り組んでまいります。
観光施設では、「しもすわ今昔館おいでや」、「おんばしら館よいさ」、「八島ビジターセンターあざみ館」の指定管理者と協力・連携し、歴史と祭り文化及び自然を生かした観光拠点として、効率的で魅力的な施設運営を展開してまいります。
観光支援緊急対策事業では、感染症の影響が特に大きい宿泊施設を支援するため、観光消費拡大キャンペーン・下諏訪町宿泊割を実施いたします。また、イベントや誘客促進を支持するため、感染症対策に伴う経費についても支援をしてまいります。
諏訪湖博物館・赤彦記念館では、宿場街道資料館などの分館を含め、各種団体との協働により、地域の歴史・文化を探求する企画展、体験教室等を開催し、観光とも連携をして地域の貴重な資源である文化遺産の魅力を発信することで、入館者増と地域活性化を目指すとともに、施設の長寿命化にも取り組んでまいります。
文化財保護事業では、八島湿原の保護指導、旧中山道の整備等を継続するほか、新たに全国的に注目を浴びている国史跡星ヶ塔黒曜石原産地遺跡の保存活用計画策定に取り組み、町の貴重な財産である文化財を適切に保存し、下諏訪の魅力を伝える観光資源としても活用を図り、文化遺産を生かした
まちづくりを推進します。
移住定住促進対策では、「mee mee center Sumeba」や「ら。shirotori」における地域交流の促進や空き家の活用に向けた取組を強化するため、地域おこし協力隊を増員して、下諏訪ならではの暮らしの提案、空き家見学会の開催など、移住交流事業をさらに展開してまいります。また、空き家等の住宅改修や町内に居住する目的で住宅を取得した方に対する補助も引き続き実施してまいります。
しごと創生推進事業では、しごと創生拠点施設「ホシスメバ」を中心に、地域住民やUIJターン希望者に対する起業創業に向けた支援を実施し、交流イベント等を通じて町内で起業創業を志す方を地域全体で支援してまいります。
結婚新生活支援事業では、ホシスメバに隣接する住宅の運営管理を行うとともに、町内で新婚生活を始める方に対する補助金において、新たにリフォーム費用を補助対象とし、新生活に向けた経済的な支援を行います。
移住交流総合拠点整備事業では、次のステップへの移住定住、起業創業の拠点として活用していくため、御田町の「旧矢崎商店」を購入して、建物等の現況調査を実施するとともに、具体的な活用方針を検討し、移住から起業創業、また、観光エリアをつなぐ
まちづくりの拠点整備を目指します。
土木関係の道路維持補修事業につきましては、安全で快適な道路環境を維持するため町道の補修を計画的に進め、区や住民からの要望に対して速やかに対処してまいります。
昨年8月の豪雨災害で被災した国道142号に関連した復旧工事については、県が設置する新たな規格の水路に合わせて、町道大久保山道線の側溝改修を進めるとともに、線路下の豪雨対策として、鰻沢のしゅんせつを行い災害に強い
まちづくりを推進してまいります。
経年劣化が著しい諏訪湖周のジョギングロードは、引き続きゴムチップ舗装の改修を行います。また、諏訪湖周サイクリングロードの整備につきましても計画的に進め、諏訪湖周の安全で快適な道路環境を整備してまいります。
道路新設改良事業では、町道田中線の一部区間の歩道改良を行い、高齢者や障がいのある方などが安心して通行できるように整備を進めてまいります。また、町道砥川西線は道路拡幅工事を、町道赤砂砥川東線では転落防止柵を設置して、安心な道路環境を整備します。
橋梁関係では、橋梁の点検を計画的に行い、安全性の確保に努めるとともに、御柱祭には多くの観光客が訪れることから、経年劣化により退色している医王渡橋の塗装を行います。
都市計画事業では、利活用できる用途の幅を広げるため、赤砂崎地区に定められている地区計画を変更し、また、都市計画道路については、当町における歴史文化を大切にしながら町の将来像を見据えた見直しを図ってまいります。
住宅・建築物安全ストック形成事業では、倒壊の危険性が高いとされる昭和56年以前に建築された木造住宅について、耐震診断のほか、耐震補強、改修を多くの方が実施されるよう、引き続き所有者への説明や広報による周知を図り、耐震化を促進してまいります。
公園管理事業では、遊具の点検等を定期的に行い、公園の安心安全な維持管理に努めます。老朽化が著しい慈雲寺下の公衆トイレは、春宮前の公衆トイレを改築したことや利用状況を鑑みる中で撤去いたします。また、赤砂崎公園砥川ふれあい渚におけるPark−PFI制度の導入については、公募設置等に係る指針を策定して設置予定者を選定し、諏訪湖畔の活性化につなげてまいります。
街なみ環境整備事業では、令和3年度から行っている下ノ諏訪宿面影整備グランドデザイン策定事業において、秋宮周辺地域の詳細計画を策定するとともに、この手法を全町的に展開するため、次のエリアとして諏訪湖畔地域の基礎調査を行ってまいります。
県関連事業の砥川改修では、昨年8月末に砥川医王渡橋下流の50分の1確率の河川整備が完了となりました。上流部については、引き続き県へ要望してまいります。承知川の河川改修は令和5年度の完成が予定されており、大沢川、高木二沢、長久保沢の各砂防事業につきましても、県と連携しながら整備を進めてまいります。
バイパス対策では、諏訪バイパスにおける環境影響評価準備書及び都市計画案に対する町長意見を提出したところであり、今後は知事意見が関係大臣へ提出される予定となっております。事業化に向け各種手続を丁寧に進めてまいります。地元地区に対しましては、国及び県と協力してきめ細かな説明を行うとともに、地元をはじめ各所からの要望がある高木地区のアクセス道路については、引き続き諏訪市と共同で調査・研究を行ってまいります。
下諏訪岡谷バイパス、(仮称)山田トンネルの掘削が開始をされていることから、地元や関係者の理解を深めるためにトンネル掘削現場の見学会を行います。また、アクセス道路となる都市計画道路赤砂東山田線については、県事業として詳細設計等に入る予定となっており、県と連携して進めてまいります。
諏訪広域消防事業につきましては、安定した消防力の確保と効果的な消防体制の構築に努めるとともに、消防・防災関係組織とのさらなる連携強化につなげてまいります。
消防団員の確保につきましては、引き続き消防団応援事業や準中型免許取得の助成等を行い、地域防災の要として団員確保の取組等のサポートをしてまいります。
消防防災施設整備事業では、既存の防火水槽や地下式消火栓等の修理、改修を計画的に行い、消火活動の支障とならないよう整備を進めてまいります。また、消防団における自動車の更新は計画的に行っており、令和4年度は第3分団赤砂屯所にあるポンプ車を更新いたします。
教育関係では、こども未来基金を活用し、中学生海外研修への貸付け、こどもらんど事業やこどもの居場所づくり事業の実施、就学が困難な生徒、学生に対する給付型奨学金の支給など、未来を担う子供たちをしっかりと支援してまいります。また、既存の制度で救済できないケースが発生した際には、学校長や教育委員の意見をいただきながら柔軟な教育支援を行ってまいります。
学校体育施設開放事業では、南小学校校庭夜間照明の改修工事を行います。
小中学校コンピュータ教育事業では、家庭へタブレット端末を持ち帰って学習する状況が本格的になることから、家庭で充電するためのACアダプターを購入します。また、GIGAスクール構想の実現に向け、各教室への電子黒板の導入を中学校から計画的に進めます。また、経済的な理由によりインターネット環境が整備できない家庭に対し、通信料を町が負担してモバイルWi−Fiルーターを貸与し、学びの継続を支援してまいります。
給食用具購入事業では、経年劣化により性能が低下している下諏訪中学校の食器食缶洗浄機を更新するほか、スライサーなど必要な給食用具を整備してまいります。また、給食調理室内で傷みが生じている床の部分修繕を行い、給食調理員の皆さんが安全に給食を作ることができる設備環境を整えます。
学校施設では、北小学校の高圧ケーブル、プログラムタイマー等の改修、社中学校では、下諏訪中学校に続いて照明のLED化を実施し、学校環境の改善を図ってまいります。
学童クラブ運営事業では、南小学童クラブ室のタイルカーペットの修繕等を行い、利用する児童の安心・安全な保育に努めます。
青少年健全育成事業では、いずみ湖研修の家とキャンプ場の適正な環境の維持に努めるとともに、小中学生への町内公衆浴場の無料入浴券の配布を引き続き実施してまいります。
生涯学習、公民館及び勤労青少年ホームでは、コロナ禍においても学びの動機づけとなるよう、また、新たな生活様式の中でも活発な学習活動が続けられるよう、オンライン形式での開催や社会教育団体等と連携した企画など、時代に即した学習方法を追求するとともに、学びの機会を提供してまいります。また、住民が自主的、主体的に行う歴史文化の伝承活動に対して、引き続き支援をしてまいります。
先送りをした総合文化センターの改修工事につきましては、施設のこれからの在り方や方向性も含めて意見交換をする場を設け、改修方法について検討してまいります。
図書館は開館20周年を迎えることから、記念事業や館内の無線LAN環境の整備を行うとともに、電子図書事業については、県と市町村が共同して進めてまいります。また、諏訪地域図書館情報ネットワークを通じ、多くの本や視聴覚資料を提供するとともに、下諏訪町デジタルアルバム等のデジタル情報の利活用に努めます。あわせて、読書推進委員会を中心とした読書活動の普及啓発を図るとともに、下諏訪Book
プロジェクトの活動を引き続き支援してまいります。
スポーツ関係では、施設利用者が安心して快適にスポーツを楽しんでいただけるよう、各施設の適切な維持管理に努めます。施設備品の関係では、令和5年度に下諏訪町で開催が予定されている全国市町村交流レガッタに向けて、老朽化により競技運営に支障のあるナックルフォア艇7艇について、県ボート協会及び町漕艇協会からの寄附金により更新をしてまいります。ソフト面では、町民の体力向上、健康増進をさらに推進するため、令和5年度を始期とした第3期スポーツ推進計画の策定に取り組んでまいります。
また、ミズノスポーツサービス(株)との連携協定に基づき、町民向けのスポーツ教室を開催いたします。昨年、東京オリンピックの事前合宿を行ったアルゼンチン、イタリアとの交流事業については、コロナ禍の状況を踏まえて両国と調整を図ってまいります。
健康運動施設管理事業では、高浜健康温泉センター「ゆたん歩°」、健康ステーション、健康フィールドを適正に管理運営するとともに、町民の皆様の健康づくりに資するよう利用の促進を図ります。また、健康フィールドには新たに更衣室を設け、駐車場へは照明設備を設置するなど、利便性の向上と安全性を高めてまいります。
健康運動支援事業では、健康ステーション、健康フィールドや諏訪湖畔の健康スポーツゾーンを活用した各種講座をはじめ、民間企業と連携した運動講座等を実施し、健康づくりの動機づけや運動の習慣化を支援します。また、新たに創設する「健康サポーター制度」の運用により、地域の皆様の参画による健康づくりの取組を進めます。
次に、特別会計及び企業会計について御説明いたします。
特別会計では7会計で総額27億8,140万円、また、企業会計では水道事業の収益的支出に2億4,960万円、資本的支出には1億7,680万円、下水道事業では、収益的支出に5億9,190万円、資本的支出には2億1,430万円を計上いたしました。
国民健康保険特別会計は、高齢者と低所得者層の構成比率が高いことや、医療の高度化による医療費の増大など、内在する課題が多く、大変厳しい局面を迎えています。
国保事業の広域化により、財政運営を行う県とともに保険者として住民の健康を守り、より安心な医療保険制度の構築を目指します。
保険税については、納付金の激変緩和措置が終了し大変厳しい財政状況となるため、税率改定を視野に入れ、国保運営協議会の御意見をいただきながら対応を検討してまいります。
駐車場事業特別会計では、観光拠点としての環境が整った四ツ角駐車場において、観光客の滞在時間を延ばすために、大型バス・マイクロバスの使用料を無料化し、まち歩き観光の促進を図ります。
後期高齢者医療特別会計は、高齢者が健康を維持し安心して医療が受けられるよう長野県後期高齢者医療広域連合と密接に連携を図り、事業を進めてまいります。
交通災害共済事業特別会計につきましては、万一の交通事故等に備えての相互扶助事業として継続をし、より多くの住民の皆様に加入していただけるよう努めてまいります。
温泉事業特別会計では、令和3年度に策定した経営戦略に基づき
財政調整基金を設置するなど持続可能な
事業運営を図るとともに、令和4年度においては、高浜3号井とゆたん歩°南源湯場の施設整備を実施いたします。また、加入者を増やす取組として、下諏訪温泉の効能や加入金の値下げ等を掲載したPRチラシにより、個人だけでなく事業所等に対しても積極的な営業活動を実施してまいります。
自然の恵みを大切に活用しながら、安定的な温泉供給に必要な維持管理と、持続可能な事業経営を行ってまいります。
特別養護老人ホーム事業特別会計では、一人一人が人として敬愛される温かで豊かな生活の場をつくるという運営方針の下、施設を利用する全ての方が安心して生活できるよう、利用者に寄り添ったサービスの提供に努めてまいります。県内唯一の公設公営であり、地域の方々から必要とされている施設でありますので、一層の健全経営に努め、効率的で持続可能な施設運営を実施してまいります。
水道事業会計では、町の貴重な財産である良質な水道水を廉価かつ安定的に供給するため、経営戦略の見直しを行い、計画的な施設更新と資金確保に努めてまいります。配水管の布設替えや設備の更新等を計画的に進め、安心安全でおいしい水を持続的に供給できるよう着実に経営してまいります。
下水道事業会計では、将来にわたる安定的な
事業運営を図るため、経営戦略を見直すとともに、ストックマネジメント計画を基本とする経営基盤と財政マネジメントの強化のほか、施設の耐震化にも取り組んでまいります。また、御柱祭をデザインしたマンホールを増設するとともに、マンホールカードを増刷し、下水道への理解・関心を深めていただきながら町のPRも行ってまいります。
以上、
一般会計、特別会計、企業会計について御説明いたしましたが、今後の経済動向に留意をしながら、効率的かつ弾力的な行財政経営を心がけてまいります。
結びに、
新型コロナウイルス感染症を契機に人々の生活が大きく変化する転換期を迎えている中で、新しい時代に乗り遅れることなく、社会変化を的確に捉えた迅速かつ効果的な事業展開が求められています。絶えず変化する局面においても、住民と行政が英知を結集し、手を携えて町の輝かしい未来を切り開いてまいりたいと考えております。
この町が持つ豊かな自然や数多くの歴史文化資産を町民の皆様とともに磨き上げ、郷土への愛着と誇り、そして町民力・地域力を尊重し、夢と希望に満ちた
まちづくりと町政発展に向けて、全力で邁進する所存であります。
新たな
まちづくりに町民の皆様の積極的な参画を期待するとともに、議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げ、施政方針といたします。
○議長 大変御苦労さまでした。
以上をもちまして、本日の日程に定められた議事は終了いたしました。
ただいま午後2時35分でございます。本日はこれにて散会といたします。大変御苦労さまでした。
散 会 午後 2時35分...